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  • last update 2018.05.16

    メカ系:
    メカが好きですな。ガンダムなんか良いですね。今の仕事も、われながら一部はその延長だと思われる。まずはガンダムやその延長のロボットアニメ。いわゆる「リアルロボ」系列が好み。ロボットの実用化へ向けてなにが必要か、などという空想を結構真剣に膨らませたりしている。これが結構楽しい。ジオングに足がないのに対して「足なんてただの飾りです」と主張したジオンの整備士の言葉に、いまだに反論できない(ガンダムファンの中では有名な名言)。どなたか、反論できる人がいたら、教えて下さい。
    わたしの研究は、人工衛星にX線、ガンマ線の観測装置をのせて、 宇宙の彼方の極限の世界(ブラックホールとか、大規模構造とか)の 物理を探るものですが、当然のように装置開発、それも衛星のシステム開発に関わります。 某企業で、データ処理システム(宇宙用=低消費電力、高機能、 年オーダーでメンテナンスフリー、放射線耐性、真空耐性、打ち上げの振動耐性など、 市販品ではダメな点が多数あるので)の開発をしていたところ、 ガンダムネタで大いに盛り上がりました。 天体物理としての宇宙は、不可思議な世界の探求という面白さがありますが、 技術開発としての宇宙開発もまた、メカ好きにはたまらないです。 研究の世界だけでなく、企業においてもそんな熱い思いをたぎらせた 技術者さん達がいること、 そして彼らとともに、難しい開発をひとつひとつやりとげてゆく、 このチームワークの開発作業なども、この世界の醍醐味でしょう。 みなさん、熱いです。

    次に、飛行機。戦闘機も良いけれど、飛行場で777とか、787に見入っているのが好き。メカは「機能美」の追求が最高のもの。いくら線が美しくても機能的でないとね。その意味では、4WDの自動車よりも、ワンボックスの軽自動車に興味を持っていた。いったいどこにエンジンなどを積んでいるのか?と、興味津々であった。

    ついで、実は帆船にちょっと詳しい。18 世紀のイギリスを舞台にした海洋時代冒険小説にはまった影響。シップ型、ブリック型、スクーナー型、ケッチ型、カッター型、これらの帆の形状を言い当てられたら、あなたも立派な帆船通(もっといろいろあるけど、代表的なものをあげてみました)。
    船は全般的に好きで、実は横浜港に行って、ふらふらと歩きながら、海上保安庁の白い船や、出入港しているコンテナ船を見ているのが楽しい。船って、家ごと海を航って何万海里も行く。しかも巨大!100万 t とかあったりするわけで…。
    つづいて、私は鉄道ファンのはしくれのはしくれ。(本格的なファンには全く勝てません)。お気に入りは「サンライズ出雲」。あの個室、けっこういいですよ。あと、興味があるのは地方の私鉄。もしかしたらなくなってしまうかもしれないので、その前にいろいろ乗ってみたい。特に北陸には沢山の私鉄がある。 もっとも、いま狙っているのは、三重県にある762 mm幅ナローゲージの鉄道とか。 あと、市電もいいですね。これまでに、仕事のついでや趣味の旅行で乗ったのは、札幌の市電、広島の市電、荒川線、松山の市電、豊橋の市電などです。これに加えて、ミュンヘンの市電、アムステルダムの市電に乗っております。ボストンの地下鉄も、グリーンラインは市電的な感じがする。

    スポーツ系?:
    中学校から大学はバレーボールをやっていたが、本来すきなスポーツはサッカー。 見るのも好きだが、やるのも結構好き。ただし、まともな訓練を受けたことがない ので、下手である。なーに、スポーツは楽しむことが大事。楽しければまずは OK。 みなさん、シュートシーンだけ見ていては駄目ですよ。 サッカーの1点は、野球でいえばホームラン。 一つ一つのパスやボールのないところでの動き、駆け引きこそが、 サッカーの醍醐味。
    もう一つ、厳密にはスポーツではないが、散歩が好き。しかし歩くのは苦手。この 矛盾が成立するのは、「行ったことのない細道」に大きな魅力を感じるから。「こ の道の先には何があるのか?」、子供のころからその辺の好奇心はほとんど変わら ん。東京には、街角街角に発見があります。これがいいですね。

    読書系:
    まともに読むのは、司馬遼太郎の歴史小説と、ローマ人の物語、そしてハードSF。 まずは SF から。お気に入りは「夏への扉」(ハインライン)。 この他に、カードとか、ブリン、ベンフォードなどを読む (わからない方には全く分からんでしょうね)。
    司馬遼の本では「坂の上の雲」が一番好きである。 苦労した人々の歴史であり、また軍隊と俳句、文学という まったく異なる世界のリーダーたちが、 一同に会しているあの時代の松山という街は、すごいですね。
    ちなみに歴史上の人物で一番「好き」なのは勝海舟。 なんとなく、えらく苦労した普通のすごい人間という感じ(へんな言い方ですが)。 一方で、竜馬や西郷などは変わった大物という感じで、 すごいとは思うが、ついてゆけない感じを受ける。 いろいろ読むと、どうも海舟の口は相当悪かったらしいし、 自分の立場というもので苦労したりとか、 でも世の流れが見えてしまう頭の良さは持っていたりとか、 実は相当の剣の達人だったりとか、いろいろ、面白い人だ。 幕末の動乱期に、国内の政治とはあまり関係なさそうな壮挙、 500 t くらいの船(咸臨丸)で太平洋を渡ることに情熱を注いだり、 単純じゃない人だったのだろうなと思う。 動乱期といえば、あの人も決して影に隠れていたわけではない上に、 敵よりもむしろ味方に狙われるような立場だったにもかかわらず、 あの時代を生き延びたことは、すごいと思う。
    そうそう、「ついてゆけない」といえば、織田信長。あの人は本当にすごい。 当時の世の中をぶっこわした人ですね、自分の趣味に合わせて。 恐ろしい人だけど、もし自分の近くにいたら私は全力で逃げ出すと思うけど、 でも本当にすごいと思う。
    あと最近、民俗学者の宮本常一に興味を持っている。このひともすごい人だね。 ひたすらに全国を歩き回った。 なんといっても、笑顔が素晴らしい。あんな素敵な笑顔ができるように、 日々、人生勉強を怠らないようにせねば。 演技でできるような笑顔ではない。 人生がにじみ出しているような笑顔ですよね。